29/09/2022
void+では2022年9月27日(火)から10月29日(土)まで、ミヤギフトシの「American Boyfriend: Portraits and Banners」展をYutaka Kikutake Galleryと同時開催いたします。
本展覧会のタイトル「American Boyfriend」は、ミヤギが2012年より現在進行形で取り組んでいるプロジェクトとして「沖縄で沖縄人男性とアメリカ人男性が恋に落ちることは可能かについて」をテーマに、文化、政治、歴史的な視点を踏まえながら、ミヤギ個人の記憶や体験とフィクションを織り交ぜた物語を展開してきました。出身地の沖縄や、セクシュアル・マイノリティとしてのアイデンティティに向き合いながら、ブログをベースに、写真、映像、様々な形態の印刷物など多岐にわたる手法で表現しています。
今回 void+の会場では、ミヤギの小説集『ディスタント』(河出書房新社出版)の登場人物「Y」、別会場(YKG)での展示作品にも登場する「Chris」や「The Protagonist / 僕」など、「American Boyfriend」に登場してきた人物たちのポートレイト作品を中心に構成されます。また、写真作品《感光》と、映像作品《感光の数分間》のシリーズからは今年撮影した新作を発表します。これらは2011年より制作するシリーズで、ミヤギが男性の家を夜訪ね部屋の明かりを全て消した状況下でポートレイト写真を撮影すると同時に、撮影行為そのものを映像で記録するという作品群です。カメラが被写体を写し撮るまでの数分間、言葉を交わすことなくただ静かにその暗闇を共有し、時にはとても居心地悪いものだったり、時にはその溶け込めない空間に身を置くことに新鮮さを感じたり、その行為は、昼間の光の下では得ることのできない撮影者と被写体との関係性や微かな気づきを写し撮ろうと試みるものです。このほか、ミヤギが写真を撮り始めた2000年頃の初期の作品や、自らのアイデンティティと向き合うため留学先のニューヨークで始めた写真シリーズ、《Strangers》の未発表作品など、小説のモチーフとなったポートレイト作品も展示いたします。
「American Boyfriend」のプロジェクトのスタートから10年が経ち、登場するこれらの人物は断片的なストーリーを横断することで本プロジェクトの輪郭を形成し、ミヤギが紡ぎ出してきたストーリーをより一層鮮明に見せてくれます。本プロジェクトは、戦後から現在まで続く分断された沖縄の地や、様々な社会との隔たりのなかで抑圧され、気づかれずにこぼれ落ちていく感情や小さな声を拾い、ささやかな抵抗として物語を語り続けます。
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<展覧会概要>
■タイトル: ミヤギフトシ “American Boyfriend: Portraits and Banners”
■会場:void+ (東京都港区南青山3-16-14-1F)
■会期:2022 年9月27日(火)―10月29日(土)12:00-18:00
■定休日:日、月、祝日
■お問合せ:[email protected]
■www.voidplus.jp
■協力:Hikotaro Kanehira
■広報協力:YN Associates
<同時開催>
■タイトル: ミヤギフトシ “American Boyfriend: Portraits and Banners”
■会場:Yutaka Kikutake Gallery (東京都港区六本木6-6-9-2F)
■会期:2022年9月27日(火)―10月22日(土) 12:00-18:00
■定休日:日、月、祝日
■お問合わせ: [email protected]
■www.ykggallery.com
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ミヤギフトシ
1981年沖縄生まれ。
2005年ニューヨーク市立大学卒業。
ニューヨークのPrinted Matterで働き始め、作家として活動を始める。セレクトブックショップのユトレヒト(東京)で勤める傍らXYZ collectiveの共同ディレクターも務める。
<主な個展>
2021 「In Order of Appearance」miyagiya ON THE CORNER (沖縄)�
2017 「How Many Nights」ギャラリー小柳 (東京)�
2014 「American Boyfriend: Bodies of Water」 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA,堀川団地 (京都)
2013 「American Boyfriend: The Ocean View Resort」Raum1F(東京)
2012 「American Boyfriend」アイコワダ (東京) �
2009 「Author」ヒロミヨシイ (東京)
2007 「Island of Shattered Glass」ダニエル・ライヒ ギャラリー (ニューヨーク)
2006 「Brief Procedures」ダニエル・ライヒ ギャラリー (ニューヨーク)
<主なグループ展>�
2021 「第八次椿会:ツバキカイ 8 このあたらしい世界」資生堂ギャラリー (東京) �2020 「Assembridge NAGOYA 2020」名古屋港~築地口エリア一帯 (愛知)
「現在地:未来の地図を描くために [2]」金沢 21 世紀美術館 (石川) �
2019 「話しているのは誰?現代美術に潜む文学」国立新美術館 (東京) �
2018 「小さいながらもたしかなこと 日本の新進作家 vol.15」東京都写真美術館 (東京)
「21世紀の美術 タグチ・アートコレクション展 アンディ・ウォーホルから奈 良美智まで」(平塚市美術館、神奈川) Kiss in Tears」(フリードマン・フィッツパトリック、ロサンゼルス) �
「近くへの遠回り―日本・キューバ現代美術展」 ウィフレド・ラム現代美術センター(ハバナ)�
2017「ヒツクリコ ガツクリコ 言葉の生まれる場所」アーツ前橋 (群馬)
� 「Mode of Liaisons」Bangkok Art and Culture Center (バンコク) �
2016「蜘蛛の糸」豊田市美術館(愛知) �
「台湾国際ビデオアート展: Negative Horizon」鳳甲美術館 (台北) �
「あいちトリエンナーレ 2016: 虹のキャラバンサライ」愛知県内各地 �
「六本木クロッシング」森美術館 (東京) �「東京と、タイムマシンと、」YKG ギャラリー (東京) �
2015 「愛すべき世界」丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 (香川) �
「日産アートアワード」 BankART Studio NYK (神奈川)�
「他人の時間」東京都現代美術館、大阪国立国際美術館、シンガポール美術館 �
「VOCA 展 2015 現代美術の展望─新しい平面の作家たち」上野の森美術館 (東京) �
2014 「Man & Play」ブレナン&グリフィン (ニューヨーク)
2010 「BigMinis」ボルドー現代美術館 (ボルドー) �
2009 「Intimate Acts」 パース インスティチュート オブ コンテンポラリー アート(パース)
2008 「Anti-Hero」マウンテン・フォールド・ギャラリー (ニューヨーク) �
「25 Under 25: Up-and-Coming American Photographers Exhibition」 ティッシュ スクール オブ アーツ (ニューヨーク) �
2007 「d(e)scape」 オオニシ ギャラリー (ニューヨーク)�
2006 「When Fathers Fail」ダニエル・ライヒ ギャラリー (ニューヨーク)
2005 「Group show」グリーン・ストリート ギャラリー (ブルックリン)
<SELECTED BIBLIOGRAPHY>
2019 『ディスタント』 (河出書房新社) 2013 『New Message』 (Torch Press)
<コレクション>
金沢 21 世紀美術館(石川) 、愛知県美術館(愛知)、 国立国際美術館(大阪) 、森美術館(東京) 、広島市現代美術館(広島) 、豊田市美術館(愛知) 、東京写真美術館(東京) 、タグチアートコレクション
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#ミヤギフトシ Boyfriend + #ディスタント
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